11月2日(土)、3(日)に東京都台東区三ノ輪にて、RC造賃貸マンションの完成見学会・勉強会を開催しましたので、その様子をお伝えしたいと思います。
今回の見学会場である賃貸マンションは、地下鉄の三ノ輪駅から徒歩5分という好立地に建っており、外観のカラフルな色使いが特徴的な建物です。
5F建て、1住戸16㎡~21㎡のワンルームマンションで、住戸内も所々に淡いグリーンやブルーが使われています。
コンクリートの打設時に出来るPコン穴を利用して、金具を壁に取り付け上に板を置いて棚にしたり、物を掛けるフックとしたり、(金具は穴のあるところならどこでも付け替え可能)、オーナーの工夫が感じられる仕様になっています。
▼Pコン穴を利用した棚、物掛けフック
もうひとつ、オーナーのこだわったポイントがあります。
昨今の自然災害を鑑みて太陽光発電を利用しており、停電時には共用廊下・階段の電気はまかなえるような仕組みとなっています。(通常時は売電をしています)
また、停電時に入居者が電気を使えるように、各フロアの共用部に1つずつ、コンセントを設置しています。
他にも、防災バッグを各住戸1つづつ設置するなど、防災を意識したマンションとなっています。
今回、見学会場の1室にて、当社独自の工事発注システム(JCM発注方式)についての勉強会を開催しました。
JCM発注方式とは、建築主に代わって、ゼネコンからだけでなく、さらにその下請けである専門工事業者から複数社の見積を徴収し、競争的に工事会社と工事費を決めるシステムです。
この仕組みを利用することで、工事原価の多くを占める直工事の部分の価格を抑えられるため、建築費を2割前後安くすることができます。また、工事費の内訳を明確にすることができます。
(JCM発注方式は、他社の設計でも対応可)
▼詳しくは希望社HPをご覧ください。
JCM(日本型コンストラクション・マネジメント)サービスについて
勉強会では、当社の社員が講師となって、建築主とゼネコンの交わす工事請負契約の仕組みから、その中で当社がどのような役割を果たしているのかということを順番に説明しました。
2日間で計4回の講座を開催し、各回参加者の皆様からの質疑も多く出して頂けましたので、建築を計画されている方がどのような悩みや疑問を抱えているのかを知る良い機会となりました。
当社の勉強会は、JCM発注方式のしくみのほか、過去には建築土地の見方について等、回ごとにテーマを考えながら開催しており、今回で4回目となりました。
次回は、来年の2月頃を目標に勉強会の場を設けたいと思います。
詳細が決まり次第、また改めてご案内させていただきます。
最後になりますが、ご来場頂きました皆様、誠にありがとうございました。