これまで3回にわたり建築現場レポートをお届けしてきた、岐阜市加納のRC造平屋住宅がついに完成しました!
8月24日(土)、25(日)に完成見学会を開催しましたので、その様子をお伝えしたいと思います。
「一人暮らしの高齢者の終の棲家」をコンセプトとした17坪の住宅。
居間と寝室スペースにはグレーの壁紙、織部床にはネイビーの壁紙を貼り、落ち着いた雰囲気を出している一方で、アクセントカラーとして所々にグリーンが使われています。
▼織部床
古い木材を利用し飾り棚を設けています。ここに簡易の畳を敷くそうです。
建築相談のお客様、ご家族連れのお客様、ご近所の方々など、2日間でたくさんの方にご来場いただきました。
ご近所の方とは、
「コンクリートの建物はこの辺りでは珍しいから、いったい何が出来るんだろうと思っていたのよ」
「工事中はご迷惑おかけしました、怪しい建物ではありません(笑)」
なんていう会話もありました。
棚の一部を机にするために設けた足落としの中に、お子さんが代わる代わる入って遊んでいたりもしました。
(子どもは狭いところが好きなのかな?)
また、ただ建物を見てもらうだけでない見学会にしたいということで、今回はちょっと変わった展示をしてみました。
「わがままくわさんの建築史」と題した、この建物のオーナーが手がけてきた建築の歴史です。
「くわさん」というのは、当社の創業者である会長・桑原です。実はこの建物は、桑原自身が建てる15棟目の物件なのです。(1棟東京にて建設中の物件があります)
桑原は、28歳~77歳(現在)までに、個人住宅、賃貸住宅、賃貸併用住宅、小ぶりな別荘まで、16棟もの住宅を建てている建築大好き人間です。
どうやったら良い建築が安くできるかを考え、それぞれの建物でテーマを設けて、実験を行っています。
会場では、71歳以降の、6棟の建物の詳細を展示しました。
太陽光発電により電力をまかない、電力会社から電気を買わない家や、間口4.9mのうなぎの寝床に賃貸マンションを計画したり、さまざまな試みに、「こんなことしている人がいるんだね~」と、興味を持たれたお客様も多かったです。
この建築史は、当社の本社1Fロビーでしばらく展示する予定です。
またコラムでも詳しくご紹介できたらいいなと思います。
中々思うように工事が進まないこともあり、間に合うのかなとドキドキしていましたが、無事に2日間の見学会を終えることができました。
ご来場頂きました皆様、誠にありがとうございました。
次回は、10月中旬に東京にて賃貸住宅の見学会を開催予定です。
詳細が決まり次第、また改めてご案内させていただきます。